この辺わりとテキトーに載せてます!ぶっちゃけ!

その三。「輪と色と猫」
咲く菫 仄かに笑んで 路彩る 木漏れ日と 透けた新緑 映える夏 紅葉たち 秋の暖色 十重二十重 枯れ木にも 雪が積もれば 白桜 春の猫 寺に居座る 墓守か
その二。「つめたいきせつ」
降る氷雨 刺さるよ刺さる 心には 降る氷雨 骨身刺す冷え 冬の日の 秋の日に うつろわざるは 人の世か 冬日和 斜陽の空は その刹那 息白み 煌煌光る 秋星夜 秋夜空 星の満つ夜に 想いはせ 前過ぎた 吹かれた楓 地を染める 白銀に 輝く街の 空笑う 秋風が 夜毎に命 奪い去る 月影と 冬の深空に 氷花咲く 満月と 冬の星空 氷花咲く この涙 氷雨に濡れて まぎれゆく 冬の海 さざめく波に 思い乗せ 流れない 凍えた涙 枯れ果てて 響く歌 楓の色した 秋恋歌 秋の空 うつろう天気 濡れた髪 曇り空 氷雨はなおも 降り続く 紅と 輝く雨の 秋の空 紅葉裂く 轟雷の空 闇も裂く 朱い陽と 氷雨が溶けた 地平線 〜目に映る 「つめたいきせつ」 それは幸……?〜 「つめたいきせつ」 黄昏の 冬木に浮かぶ 小鳥の巣 明くる朝 地面凍て付き 空の笑み 細雪 街を彩る 白無垢か 空風に 勇み耐え抜け 冬紅葉 冴える夜気 満ちて見惚れる 冬の月
その一。「廻る季節」
幸であれ 意図せず過ごす 寝正月 残雪を 割りて出で咲く 蕗のとう 颯颯と 涼し風吹く 木下闇 澄む夜空 満つ月見上げ 詠嘆す 冬日和 空に漂う 白まだら 澄む夜空 満つ月見上げ 手を伸ばす
『大雑把な桃源郷。』トップへ