この辺わりとテキトーに載せてます!ぶっちゃけ!

その三。「梯子」
自らを 自らと知るは 難しい 育むべきは 己の世界 生きるとは 失い続ける 時の輪か ならば悔いなく 日々過ごすべき 無理なのか 無償無謀の 歩み寄り 敵をも愛せば 素敵だろうに 他人との 距離が誰をも 悩ませる 忌避するも人 寄り添うも人 傷負えど 優しい時を 過ごすなら いずれは癒えて 苗床となろう
その二。「時」
時は在り 拒絶しようとも いつの世も 温情あれど 無情であれど 万人を 時は等しく 包み込む たとえ失意に 身を焼かれても この今が 永久に続けと 思えども 流れぬ時は 死にも等しい 無差別に 時は誰をも 切り刻む そこには善も 悪さえも無い とめどなき 時は生死を紡ぎだす 時に残酷 時に優しく はからずも 氷雨に濡れて まぎれゆく 凍える涙 殺した嗚咽 朝の窓 陽が射し込んだ 夜の窓 月は輝く 明日も変わらず 我が生を 欠けたる生と 見るならば 道行く人は 満ち足りし死か 在りし日の 古都の栄えも 今は亡く あかく染まった 瓦礫と歴史 先を見て 亡き旅人を 追いて笑む 在った者追い 掴むは歴史 後ろ見て 亡き旅人を 待ちて笑む 亡き者を待ち 掴むは瓦礫 旅人は 今日も今日とて 世界視る たとえ呪いが 身を襲っても この世界 綺麗事では ままならぬ まるで惨劇 それこそ呪い 血に染まり 隠匿された 黒歴史 闇も見てこそ 真実は在る 崩れ去り 斜陽に染まる 黒き城 瓦礫に眠るは 虚飾の歴史 「五蘊」 曇りなき 無垢な望みを 抱く程に 仰いだ空は 遠く感ずる あるまじき 痛い現実 覆う嘘 善意であれど それは不徳か 世を描き 生む苦しみを 経ればこそ 生まれた子らは 暗夜を照らす 苦を怖れ 己が行く道 見えずとも 土を踏まねば 先など視えぬ 憂いても 世の理は 揺らがない 楽しんでこそ 生に意義あり
その一。「生死の境」
止め処無き 命芽吹かす 輪舞曲 死をも糧にし 紡げよ輪廻 久方の 天に映ゆるは 散り桜 地に還ればこそ はかなく思ゆ 渡り川 現の世を処す 理か 生と死分かつ 境は何処 例え身が 果てれど信じよ 己が道 意志なき生など 死したも同じ 烏羽玉の 闇狂おしく 冷まじく この身縛るは 黄泉戸喫ぞ 魂極る 現の世を処す 理か 生と死分かつ 境は何処に 例え身が 果てれど我が道 信じ往く 意志なき生など 死するも同然 白妙の 雪降り注ぐ 冬の日ぞ 銀糸の原を 戯れる稚児 久方の 天に映ゆるは 散り桜 地に還ればこそ 儚く思ゆ 烏羽玉の 闇満ち足らす 暗雲に 光穿たれ 天は煌めく
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